グループディスカッションが苦手?うまくいかない原因とは?
就活の選考で、グループディスカッションを取り入れる企業が増えています。面接と異なり、グループを組んで与えられたテーマに沿って議論・結論を出すため、苦手意識をもつ方が多くみられます。では、グループディスカッションで企業はどこをチェックしているのでしょうか。今回は、企業が見るグループディスカッション・失敗しないコツを紹介します。
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グループディスカッションが苦手な理由
就活生の半数以上は、グループディスカッションを苦手としています。最も多い理由として「自分の意見を話すことが苦手」が挙げられます。グループディスカッションは数人のグループで話し合いをしながら結論を出していくため、積極的な発言が求められます。
しかし、恥ずかしさから、自分の意見をなかなか発言できない就活生もいます。学生生活のなかで、自分の意見をいえる環境を整えたり、積極的にコミュニケーションを取ったりするなど、意見をいうことへの耐性をつける必要があります。
また、そのほかの苦手な理由は、人の意見に流される、企業がどこを基準に評価しているのかわからないなどがあります。グループディスカッションを取り入れる企業は増えていますが、どのように評価しているのでしょうか。次の項目で解説します。
グループディスカッションを通して企業が見ているポイント
多くの就活生が気になる、グループディスカッションをとおして企業が見るポイントです。企業がどこを評価基準としているのか、一つひとつ確認しましょう。
思いやりをもったコミュニケーション力
自分の意見を押しつけるだけでは、企業から評価されません。グループのメンバーを思いやりながらのコミュニケーションが大切です。たとえば、メンバーのひとりの意見に対して真っ向から反論するのではなく、「〇〇さんの考え方も共感できます。しかし私は〇〇という意見です」のように、相手の意見を受け止め尊重する言葉を添えましょう。
論理的思考力の高さ
論理的な思考とは、物事を根拠・結論にわけて、根拠を明らかにしながら結論を伝えることです。論理的思考は企業が求めるスキルのひとつであり、入社した際に説明を求められても、道筋を立ててていねいにわかりやすく説明できると判断されます。論理的思考が弱い場合、仕事がスムーズにできなかったり、取引先でのやり取りに失敗したりするなど、マイナスな評価を与えてしまいます。そのため、論理的思考をアピールできるような、客観的な根拠の説明と相手が納得できる説得力のスキルを身につけましょう。
積極的な姿勢
グループディスカッションは、グループ内で話し合って結論を導き出します。意見がいえずに黙ったままでは、企業から主体性がない・コミュニケーションが取れないと判断されるかもしれません。
そのため、ほかのメンバーと意見が同じであっても黙らずに、自分の考え方を伝えましょう。同じ賛成意見だとしても、考え方はほかのメンバーと違う場合があります。自分の考え方を積極的に発言することで、反対意見のメンバーを賛成側にもってくることができるでしょう。
ただし、テーマに沿っていない発言に注意します。積極的な意見にとらわれて、テーマと関係ない意見ばかり発言することは、マイナスな印象を与えます。議論の流れを見ながら、的外れではない意見を述べましょう。
グループディスカッションで落ちる人の特徴
グループディスカッションで落とされる人の特徴は、自分勝手な人です。相手の話を聞かず、自分の意見だけを語り、無理に意見をひとつにまとめるような行動は避けましょう。たとえ、論理的な思考で意見を述べていても、企業から好評価は期待できません。
また、議論内容を理解できていないことも落ちやすい特徴です。グループで意見をまとめるのに、的外れな意見ばかり述べると、自己アピールしたい人にしか見えません。企業からもマイナス評価を受けるため、議論内容を把握してしっかり考えた上で発言しましょう。
グループディスカッションで失敗しないようにする方法
苦手とする方の多いグループディスカッションですが、失敗しないためにどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。ここでは失敗を避ける方法を紹介します。
早めに自分の担当を見つける
グループディスカッションはグループ全員が意見を述べるだけでは、時間内に結論を出せません。議論を進行する司会や時間を確認する人、ノートに意見をまとめる人など、さまざまな担当が必要です。担当については企業が指定することもありますが、グループ内で担当を話し合って決めるケースもあります。
自分の得意とする担当があれば、早い段階で伝えましょう。ただ、担当をやりたい気持ちを全面的に出すと、マイナスな評価を受けるかもしれないため、サラッと流すように立候補しましょう。
議論内容を整理する
意見を述べることの繰り返しでは、結論に導くことができません。さまざまな意見をまとめて整理して、結論に辿り着きます。一気に議論をまとめるのではなく、その都度意見を整理して必要な情報を割り出しましょう。
まとめ
グループディスカッションを苦手とする就活生はたくさんいます。面接のように、ひとりで練習することが難しいため、日頃の学生生活で練習する必要があります。積極的に意見をいうことが苦手な場合は、自分からコミュニケーションを取ってみましょう。一方、論理的思考で意見を述べられない際は、家族や友人でテーマに沿って根拠から結論へつながるような説明の練習を実施してみてください。また、グループディスカッションで企業が見る評価基準を考えながら、対策を取ると苦手意識が減っていくこともありますよ。
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